寄稿文

「影からの客−ゴヤのロス・カプリチョスから−」を観て

桃花村舞踏公演 
 

2002.9.14 楽土舎 野外特設舞台

脳細胞の奥まで入りこんできて、いつもの日常の中では

刺激されない部分に確かに何かが届いたのだ。

とても気持ちがいい。

いつの間にか私自身も一緒に踊っていたのだ。

身体が一緒に揺れてくる。

雨の中の舞踏、身体にしみてくる雨もなぜか心地よい。

心も身体もたかぶってくる。いとおしき人間よ!

おぞましきこの姿にて

泥にまみれ、神に問う―。



ぬめぬめと、どろどろところがりながら

ひきずりながら汚物の排泄されていくその瞬間、

キラリと光る美しい絵を目の前に見るのだ。
 

 2002.9.25
 
掛川市   鈴木ともえ


<影からの客>を観て   
           創作人形作家            瀬川 明子
                 グラフィック・デザイナー       鳥井 素行     
            焼 津 市             小石富美江
             袋 井 市              トリイ・ケイコ